本記事は、横山光昭氏の著書『18歳からの投資信託の教科書』(総合法令出版)の中から一部を抜粋・編集しています。

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(画像=Vector Stock Pro/stock.adobe.com)

投資信託の「積立」なら、時間も手間もかからない!

積立のメリットは、最初に「どの商品を、どのタイミングで、どれだけ買うか」を設定してしまえば、勝手に買付が行われるため、基本的にほったらかしにできるところです。

必要なお金についても、少額でOK。利用する金融機関にもよりますが、最低で月100円(*1)から積立の設定ができます。

*1:最低額が月1,000円のところもあります

長期にわたって継続的に投資することが前提なので、月100円なら100円、月1,000円なら1,000円を、定期的に積み立て続けることになります。そのため、始めたときはよくても、ずっとは出し続けられないような金額に設定しないことがポイント。とはいえ、途中で金額を増やしたり減らしたりすることもできるので、金額の設定にはそこまで悩まなくて大丈夫です。

自動で積立することの良さは、相場の状況や買うタイミングを気にせずに済むところにあります。投資信託が値上がりしていようと値下がりしていようと、決まったタイミングで勝手に買付が行われるので、お金さえ用意しておけば、基本的には何もする必要がないのです。

だからといって、本当にまったくのほったらかしでいいのか、と不安になるかもしれませんね。最初のうちは、買った投資信託の基準価額をちょくちょくチェックしたくもなるでしょう。

その際「今日は上がった」「今日は下がってる」などと一喜一憂してしまうと思いますが、実はこれはあまりいいことではありません。

なぜなら、相場の状況が悪くて、投資信託の基準価額の下落が続いた場合などには、必ず恐怖心がわいてくるからです。そのうちに、むくむくと、

「この投資信託、失敗だったんじゃないか?」
「売って別のものに乗り換えたほうがいいのでは?」

といった考えも芽生えてくるもの。

最初に、きちんと吟味した上で、自分の希望に合ったインデックスファンドを選択していることを前提とすると、ちょっとくらい安くなったからといって、いちいち売るのは得策ではありません。不安になって、下がるたびに投資信託を乗り換えていたら、いつまで経っても資産は増えないでしょう。

ただ、「怖い」という感情をコントロールするのは、非常に難しいものです。

それを完璧にできる投資家は、世の中でもほんの一握りです。これまでに、恐怖にられて最悪のタイミングで金融商品の売買をしてしまった事例は、私自身も身に覚えがありますが、それこそ数えきれないほどあります。

ですから、感情に流されないためにも、自動で積立をする仕組み作りをしたら、ほったらかしが1番。値動きをあえて見ないようにするのがおすすめです。

基準価額は月1回程度確認するだけで十分ですし、何なら1年に1回チェックするだけでも問題ありません。忘れているうちに、気づいたら資産が増えていた! という状態になるのが理想です。